編集制作事例|懐かしの吉祥寺 昭和29・40年(ぶんしん出版2011年発行)

写真:土屋恂
編集:安田知代(合同会社いとへん)

発行元:ぶんしん出版(株式会社 文伸)
発行年:2011年発行

土屋恂氏が昭和29年に毎日新聞に投稿された新聞記事と、昭和40年に撮りためた吉祥寺駅と周辺の写真を集めた一冊です。

「井の頭公園*まるごとガイドブック」の編集過程で、地域に長くお住まいの土屋恂氏から写真をお借りしたり、お話を聞く幸運を得ました。

土屋恂氏は昭和2年生まれで、昭和9年から三鷹市井の頭にお住まい。
元国鉄・鉄道技術研究所で主任研究員として仕事をするかたわら、写真を撮ったり焼き付けたりされてきました。
銀塩フィルムをこよなく愛する氏の写真への姿勢、戦前・戦後の公園と周辺地域に関する鮮明な記憶に心が躍りました。

そして、それを一冊の写真集として編むことが地域の歴史を紡ぐために大切なことだとも考えるに至り、ガイドブックと同じく、企画を「株式会社 文伸」に持ち込み、全体の構成を考え、編集・執筆を進めました。

土屋恂氏の写真に対する一徹な姿勢を何よりも大切にすることを軸とし、氏が長年丁寧に保管されていた新聞記事、写真、地図を一緒に整理選択して編集しました。

一方、時代背景や対象物により深く正確にアプローチできるよう、当時の武蔵野市市報、三鷹市市報、新聞などの多くの資料を紐解き、必要に応じて補足しました。

古い写真をご覧になると、饒舌になられる高齢者も少なくないそうです。
若い人たちにとっては、今と昔の吉祥寺や井の頭公園を比べたり、昭和の時代の風物に触れたりする機会になると思います。

いろいろな見方、読み方のできる一冊です。

安田 知代

安田 知代合同会社いとへん 共同代表

投稿者の過去記事

長年、フリーの編集者・ライターとして活動後、2012年から仲間とともに合同会社いとへんを運営。著書『井の頭公園*まるごとガイドブック』(2008年ぶんしん出版)、『懐かしの吉祥寺 昭和29・40年』(20011年ぶんしん出版)など。郷土史の小ネタを調べるのが大好き。目下、多摩の山々の歴史を探索中。2015年末に原田病を発症し、ステロイド投薬による免疫力の低い身体と仲良くする方法を模索する日々を過ごしている。

アーカイブ

これまでの仕事

PAGE TOP