紅葉の美しい武蔵御嶽神社に行ってきました。見所をご案内します♪

11月中旬、東京の西側、奥多摩地域にある標高929mの御岳山の山頂、武蔵御嶽神社に行ってきました。

もみじの葉は真っ赤。
ピリっと冷たい山の空気に、冬の始まりを感じました。

以前、養沢に沿って大岳に登り、そこから御嶽神社の奥ノ院のある男具那ノ峰に寄って御岳山に至るルートを歩いたこともあるのですが、今回は登山目的ではなかったので、御岳登山鉄道のケーブルカーを使いました。

御岳登山鉄道のトップページにある「天空の郷、御岳山」の動画が見応えあります。
ぜひ一度ご覧になってみてください♪

さて、このケーブルカーの最大勾配斜度は25度。
高所があまり得意ではない私は、出発時に膝と胃がキューッと縮む迫力でした(笑)。

でも、乗れば約6分。標高差423.6mを楽々と登ることができます。楽々です♪

しかし、降りたらすぐそこに神社があるわけではありません(汗)。
御嶽神社まで、さらに急坂&階段をぐいぐいと30分ほど登らねば着けません。

階段の両脇には、関東各地の講中から寄進された大きな石碑が立ち並び、武蔵御嶽神社の信仰の広まりが分かり圧巻です。

あと一息!
まずは、あの狛犬さまにご挨拶です。

なんといっても、この狛犬。
堂々たる迫力です。

「この狛犬に会うために、御嶽神社に行く」という友人もいるほどです。
それほどの存在感。

この狛犬は、長崎の平和祈念像の作者である北村西望の作

昭和60年の奉納からすると、うちの近所の井の頭自然文化園内のアトリエで創られたのかもしれません。

本殿を背に来し方を臨めば、広々とした空が広がります。

武蔵御嶽神社が東京方面を臨む方向に建てられたのは、江戸時代初期。
もともと南向きに建てられていたのを、徳川家康の命で「幕府の西の護り」として東向きに改められたのだそうです。

本殿裏に、奥ノ院のある男具那ノ峰を展望する小さな社。
美しい三角の山姿を切り取って見せてくれます。

境内には、いくつもの社があって、狛犬巡りが楽しいです。

ひときわ狼らしい狛犬が、大口眞神社を守っています。
古くから武蔵御岳山に祀られているのは、「おいぬ様=狼」です。

旧本殿前の狛犬は、ちょっとひょうきんと言うか、愛らしいお姿。
狼というより、犬っぽいですね。

神明社の狛犬は、狼?それとも獅子?
イケメンちょいワル風(笑)。

奥手に、「太占祭場(ふとまにさいじょう)」もあります。
毎年一月三日の早朝に、鹿の肩甲骨を斎火で焙り、割れ具合で農作物の豊凶を占う神事が、ここで行われているそうです。

古事記にも出てくる古い古い神事が、いまも受け継がれているとは驚きです。

帰り道(あるいは来る途中)、少し遠回りして「産安社」に立ち寄るのもおすすめです。
樹齢350年〜400年という素晴らしい杉・檜に触れることができます。

こちらは「安産杉」。

見上げる姿も、神々しいです。

こちらは、「二本檜」。
こういう古い木々を見ると、神が宿っている気がしてきます。

そして、この日は再びケーブルに乗り、バスに乗り継いで、JR青梅線の御嶽駅へ。

御嶽駅のホームでは、皆伐された山が見送ってくれました。
※「皆伐って何?」と気になった方は、東京の森と暮らし|間伐材と皆伐材をお読みください。

※2017年11月に『SMALL WOOD TOKYO』のブログページに掲載した記事紅葉の美しい武蔵御嶽神社に行ってきました。見所をご案内します♪」」を再録しました。

安田 知代

安田 知代合同会社いとへん 共同代表

投稿者の過去記事

長年、フリーの編集者・ライターとして活動後、2012年から仲間とともに合同会社いとへんを運営。著書『井の頭公園*まるごとガイドブック』(2008年ぶんしん出版)、『懐かしの吉祥寺 昭和29・40年』(20011年ぶんしん出版)など。郷土史の小ネタを調べるのが大好き。目下、多摩の山々の歴史を探索中。2015年末に原田病を発症し、ステロイド投薬による免疫力の低い身体と仲良くする方法を模索する日々を過ごしている。

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