イベントレポート作成のコツ|「いいレポート」に欠かせないこと

自分が主催したり、参加したりしたイベントについて、他の人にわかりやすく報告したいと思うことはありませんか? ブログなどのSNSや会報誌などにイベントレポートを書くときのポイントについてまとめました。

 

「いいレポート」に欠かせないこと

情報は正確に。

当たり前のようでいて、ちょっと誇張して話したくなるのが人の常。でもそこは意識的になって、事実や明らかになっていることだけを伝えるようにします。

そのためにはある程度、客観的に冷めた目で周りを見ることが大切です。
「参加者の人数は?」「参加者はどんな感想を抱いていた?」など、主観的な自分の思い以外の情報も集めましょう。

役立つことを願って。

自分のしたためたレポートを読む人は誰でしょう?

見ず知らずの人が自分が書いたレポートを読んで、「その場に行ってみよう」「その通りにやってみよう」と行動に移すかもしれません。

なんでもかんでも情報がてんこ盛りというのは、情報が豊富で親切ということではけっしてなく、読者は混乱します。レポートで一番伝えたい幹は何か、話題を膨らませて補う枝は何か、葉っぱのように散りばめる補足は何か、と書く前に情報の階層を整理しましょう。

いつ読まれてもいいように書くこともコツ。レポートの欄外に日付が入るのなら、「昨日」「先週」「去年」といった言葉も理解されますが、概して欄外の日付は読み飛ばされてしまうものです。「昨日」と表現することがレポートに不可欠な要素というのでないのならば、その表現をしない、もしくは文中に日付を書き込むほうがずっとわかりやすいレポートになります。

個性を大事に。

客観的なレポートと聞くと、無色透明な、誰が書いても同じようなものができると思われがちですが、十人十色、それぞれの個性が出ます。それは視点の違い、強調したいこと、文章の構成、言い回しなどいろいろな形で自ずと立ち現れます。

そして読者も、レポートに表れる個性を楽しみながら読むものです。自分が得た感触や頭に浮かんだ言葉に自信を持って、書いていくことが大事です。

ほかの人の文章の構成や言い回しを参考にするのは、いい勉強にはなりますが、そればかりだとちぐはぐな個性がぶつかり合って、読みづらいものになってしまいます。
「文章の入り方は真似してみよう、でもここまで強い言葉を使うのはやめておこう」というように、何をどこまで参考にするのか、決めておくといいでしょう。

レポートの経験を重ねるほどに、視点も表現も豊富になります。「いい言葉が思い浮かばない……」とくよくよ考えずに、いまだから浮かんだ思いや表現で、いましか書けないレポートを書いてみましょう。

心地いい読後感。

読みにくい文章にまとめられたら、イベントの魅力が伝わらないどころか、読むのを諦めさせてしまいます。たとえば熟語が頻発する漢字が多い文章は一目でうんざりさせますし、反対にひらがなが多いとまどろっこしく感じさせます。

常用漢字中心で、中学校を卒業した人が読むぐらいの文章に仕上げると、幅広い世代にとって気軽な読み物になります。音読して読みやすい文章は、黙読しても読みやすいもの。文章の誤字・脱字や間違いを探しがてら、音読するのをおすすめします。

一つの文の頭から「。」までが長いと、主語と述語がずれたり、言いたいことがぼやけたりしがちです。一文が短いと文章にリズムが作りやすく、とくにブログなどのWEB媒体では改行を入れやすくなるので便利です。

辞書をいつでも引ける状態で書くことも大切です。漢字がわからなくなったときは自動変換に頼らずに、辞書で確かめてみてください。思いがけず表現のヒントを得られることがありますよ。

小田原澪

小田原澪合同会社いとへん 共同代表

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文化財保護や市史編纂事業に携わった後、新聞記者として6年間、東京・多摩地域を歩く。2012年から仲間とともに合同会社いとへんを運営。多摩地域の歴史・文化、仏像、小ぎれい料理が大好物。2016年2月に八重山民謡の教室に入門し、三線と唄の練習が日課。

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