お蚕さん日誌|6月15日|ゴローが蛹になった

注※最終章「お蚕さん日誌|今日のアルバム」に、写真をまとめました。ビジュアル的にニョロニョロ系が苦手な方は、その前の章まで読んで、最終章はスルーすることをおすすめします。

今日は、5番目の蚕(かいこ)が蛹(さなぎ)になった。
名付けて、ゴロー。

3番目のミッチーと4番目のスッチーはふつうに繭(まゆ)をつくるように仕向けたのだが、ゴローは、2番目のジーコと同じく平らな場所で糸を吐かせた。だから、むき出しのまま蛹になった。

ジーコに繭をつくらせなかったことで、ずいぶん申し訳なく思ったことは、「6月10日|ジーコが蛹になった!」に悶々とつづった。
あんなに「ごめんよ、ジーコ」と繰り返したくせに、また平らな場所にゴローを置くことにした。
またもや好奇心が勝ってしまった。ごめんよ、ゴロー。
丸い容器の上だったらどんな形の絹布ができるのか、そしてラップを貼らずに紙の上でも大丈夫なのか、それが知りたかったのだ。

というわけで、6月11日にゴローは直径10cmの丸い容器の上で糸を吐きはじめ、ほぼ直径10cmの丸い絹布を残してむき出しのまま蛹になった。
これが、ゴローの作品だ。すばらしい。
丸い容器に沿った円形に仕上がったし、色紙からも難なく外せた。

お蚕さん日誌|今日のアルバム:ゴローが残したもの編

ゴローが蛹になったあとに残されていた抜け殻。繭の中で蛹になると抜け殻は丸まってしまうけど、平らな場所だと原形がきれいに残る。

糸を吐き始める前は8cmくらいの長さだったゴロー。抜け殻は、1.5cmくらい。

まだらではあるけれど、丸い容器の形に合わせるようにゴローは糸を吐いた。

容器には、ラップじゃなく折り紙を貼っておいたのだが、このとおり、きれいに剥がすことができた。

お蚕さん日誌|今日のアルバム:ゴローの絹布制作シーン

6月11日夕方、丸い容器に折り紙を貼り付けて、ゴローを上に載せた。ゴローは空間を把握しようとするかのように上体を浮かせ、左右に頭を振りながら、うろうろした。

側面を探索しようとして、何度か落下。そのたびに、また載せた。

6月12日の昼頃、だいぶ調子が出てきたゴロー。繭にするのは、あきらめたのだろう。ごめんよ、ゴロー。

6月13日の朝、だんだん布らしくなってきた。ゴローはだんだん小さくなってきた。

6月13日、お昼頃。

6月14日朝、布はしっかり広がり、ゴローの体型はどんどん蛹に近づいていた。
この翌日、ゴローは蛹になる。蛹になったゴローの写真は、撮ってない。すみません。

 

安田 知代

安田 知代合同会社いとへん 共同代表

投稿者の過去記事

長年、フリーの編集者・ライターとして活動後、2012年から仲間とともに合同会社いとへんを運営。著書『井の頭公園*まるごとガイドブック』(2008年ぶんしん出版)、『懐かしの吉祥寺 昭和29・40年』(20011年ぶんしん出版)など。郷土史の小ネタを調べるのが大好き。目下、多摩の山々の歴史を探索中。2015年末に原田病を発症し、ステロイド投薬による免疫力の低い身体と仲良くする方法を模索する日々を過ごしている。

アーカイブ

これまでの仕事

PAGE TOP