編集制作事例|ジェンダー史学会第15回年次大会ポスター&フライヤー

クライアント様:ジェンダー史学会様
グラフィックデザイン:小田原澪(合同会社いとへん)

人類の歴史におけるさまざまな学問領域を、ジェンダーの視点から研究している研究者が所属する「ジェンダー史学会」。15回目となる年次大会のポスターとフライヤーの制作を担当させていただきました。

大会は一般に開放されていますが、とくに注目してもらいたいのがシンポジウムとうかがい、シンポジウムのテーマを大きく掲げたデザインにしました。

今回のテーマは「男性史の新展開〜対抗文化と男らしさに着目して」。対抗文化とは、主流で支配的な文化に対峙するもので、カウンター・カルチャーやサブカルチャーとも言われます。
一見、文化とは性別を問わずに、あらゆる性を包含して形作られているように感じられますが、長らく社会の中心を男性が占めていたために、主流の文化は男性中心と言わざるを得ません。では対抗文化がどうだったかというと、これまた残念なことに、対抗文化ですら男性中心と言えそうです。

そんななかで「男性史」とは?
「人の歴史=実は男性の歴史」ではない、「男性の歴史」とは?
そんな「?」を抱えて聞いてみたいシンポジウムになりそうです。

学会のポスターとしてはあまり見かけない色合いに仕上げました。
“ありきたりなもの”“馴染み深いもの”“無意識”のなかに、「男性性」が色濃く潜んでいないか。そんな疑問を心に湧き立たせることを願って色を選びました。

合同会社いとへんでは、ジェンダーについて丁寧に取り組んでいきたいと考えています。いとへん初のジェンダー界のお仕事でした。

小田原澪

小田原澪合同会社いとへん 共同代表

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文化財保護や市史編纂事業に携わった後、新聞記者として6年間、東京・多摩地域を歩く。2012年から仲間とともに合同会社いとへんを運営。多摩地域の歴史・文化、仏像、小ぎれい料理が大好物。2016年2月に八重山民謡の教室に入門し、三線と唄の練習が日課。

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